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経営情報

株主・投資家の皆様へ

 私たちはこれからネットを介して様々なサービスを手に入れる時代を迎えます。
 サービスはコンピュータを含むハード(広義に「機械(キカイ)」といいます)を通じて受け取りますのでサービスの質は人と「機械」とのコミュニケーションのレベルに依存するといえます。
 私たちのビジョンは≪人と「機械」との自然なコミュニケーションの実現≫です。
 これには人並みのコミュニケーション能力をもつインタフェースの開発が絶対条件ですが、仕事や生活の基盤である「社会環境に融合されること」(『Integration』)が更に重要です。

当社の事業展開

 当社は音声認識市場の主力市場であるCTI分野(ナンバーワンのマーケットシェア)、医療分野(オンリーワンのマーケットシェア)、議事録分野(ナンバーワンのマーケットシェア)で圧倒的なマーケットリーダーの地位を確立しております。さらに「声で動かすサービス」(VAS:Voice Activation Service)と「声で書くサービス」(VDS:Voice Data Service)の導入により、継続的な売上課金モデルの構築を進め、売上と収益の安定的な成長を実現する基盤を作りつつあります。
 直近では、スマートデバイスの急速な普及とともに、音声認識の利用機会が増大する状況を鑑み、さらなる音声認識精度向上に向けての研究開発投資を積極的に行っております。あわせて、今後ますます世界経済の拡大発展をリードするアジア市場での展開に向け、アジア各国の言語を含む多言語対応等への研究開発投資も積極的に行っております。
 今後の事業拡大の取り組み方針として、これまで築いた事業基盤の上に、既存コアドメインのさらなる成長を第一の成長エンジンとし、新規ビジネス・M&A・海外事業を第二の成長エンジンと位置付け、それらの積極的な働きにより飛躍的な売上増大を実現してまいります。特に第二の成長エンジンを強力に推進することで、売上高平均成長率30%以上を実現し、中期的には営業利益率20%以上を実現してまいります。
代表取締役会長兼社長 代表執行役員 鈴木清幸